註 ヨガの「トリヤバンダ」 |
伝統的なヨガには、人体の万人共通の欠陥についての深い理解がありました。そしてその欠陥を治療するために実践されてきたのが「バンダ」です。 ヨガの用語の「バンダ」とは、サンスクリット語で引き締めるという意味です。バンダーナといえば、髪の毛をまとめるために額に巻くものです。バンドは、ズボンをはく時お腹に巻きます。つまりお腹を締めるものです。どれも語源は同じなのでしょう。 ヨガでは、三つのバンダを教えています。
まず、頚部の引き締めをジャーランダラバンダといいます。顎を引き、首を立てるようにします。腹部の引き締めをウッディヤナバンダといいます。そしてもう一つ、会陰部の引き締めが、ムーラバンダです。そしてこのバンダを一度に行う方法が「トリヤ・バンダ」です。鳩の呼吸にはこのトリヤバンダが含まれていると見てよいでしょう。 |