第一章
 12 太極マークを解体
  
 
 では太極マークについて、簡単に説明していきましょう。

 王宗岳の「太極拳経」という、太極拳のバイブルとも言われる書物の冒頭は

 「太極は無極から生じ、動と静のはじめ、陰陽の母である。 動けばすなわち分かれ、静まればすなわ合す。 過ぎること及ばざることなく、曲に随い伸に就く。」

・・・という、訳文でもちょっと頭の痛くなる文章が続きます。

 「太極は無極から生じる」という説明は、この図形で表現すれば、どうなるでしょう。そのためには、この図形を解体しなければいけません。完成された太極マークは忘れて「無極」と「太極」を図形で表現してみましょう。

 「無極」はただの丸で表現されます。「太極」はその丸の中心がはっきり示されます。この二つの図形を実際にコンパスで描いてみてください。どうですか、わかりますか?まるで分らない?いやいやまだ説明していません。
 無極  太極

 「無極」と「太極」を人体で表すとイラストAとBのようになります。さらに、イラストCのように円の中に二つの円を内包させて「太極」を表すこともできます。この方が太極の状態を詳しく表しています。

 小さな二つの円は上が「天」を表し、下が「地」を表します。つまり、太極は「天と地」が一体になった状態なのです。しかし、「無極」はその太極の母なのですから、「無極」の中にすでに「太極」が潜在しているのです。 
   
 イラストA  イラストB 
   
 イラストC  
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