第一章
 20 「天の中心軸」を理解しよう

  
 さあ、ではまた、太極マークの原型を思い出してください。

 このマークを足元に置いてみましょう。そして、円の中心点を垂直に上に伸ばしてみましょう。この垂直線が「天の中心軸」です。

 「天の中心軸」という概念は私が独断で命名したものですが、その意味が理解されると、これこそが、「太極拳の規準」であると納得できるでしょう。全ての太極拳をつなぐ「法則」という意味です。

 さあ、この円の中に垂直線に対して、あなたはどのように立てばいいのでしょうか?この中心軸が、あなたの目と鼻の先にあるように立つのです。

 真理は目と鼻の先にあります。あなたは両手で大事そうに、その中心軸を抱えているのです。 

 「抱樹椿」の「樹を抱える」という教えはまさにこのポイントを伝えるためのものでしょう。この「天の中心軸」が理解できれば、太極拳の様々な動作が、様々な流派の太極拳が、同じであると理解できるようになってくるでしょう。
   
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