第一章
 29 陰の柱が陽の柱になる

 
 
 次に、右手でしっかり「陰の柱」を押さえたまま、左手は柱をさするようにおろし、弧を描いて柱から離し左太ももの前に下します(イラスト8・9)。

 さあ、今度は、右手で「陰の柱」を右足の位置まで動かします。力まかせに動かすのではなく、「陰の柱」が動いていくのに右手を添わせるようにします(イラスト9・10)。

 こうして、柱が左足まで動くと、柱は「陽の柱」と名前を変えるのです(イラスト11)。

 つまり、初めにあるのは「天の中心軸」です。この軸を右足に移すと、右側にしっかりした柱ができそれを「陰の柱」と呼び、左足に「天の中心軸」を動かすと、それが「陽の柱」になるのです。もちろんこの名称は私の独自のものです。

 この運動は「太極マーク」であらわされている運動( 陳式太極拳の故「馮志強」老師は「太極拳運動とは空間に美しい太極マークを描く運動である」と定義していますが、この「天の中心軸」のエクササイズを繰り返し練習していけば、その老師の言葉の意味に気づくことができるでしょう)なのです。私はそれを「8の運動」ととらえています。

 このエクササイズが第一章での結論です。第三章でさらに深い「8の運動」について説明していきたいと考えています。

       
イラスト8   イラスト9 イラスト10  イラスト11
[BACK][TOP] [HOME] [NEXT