第一章
30 呉式から簡化(楊式)に

 

 そして今度は呉式から簡化に移行させましょう。

 呉式太極拳の形では、右足に体重が6割、左足に四割載っていますが(イラスト4)、その姿勢から、体重を左足に移行させ、右足のかかとを蹴りだします。

 その右足の蹴りだす動作に対応して右腕の「鉤手」が変化します(イラスト5)。

 簡化太極拳の単鞭は楊式太極拳と同じととらえれば、なんと五大流派のうちの三流派の「単鞭」がイコールでつながることになります。

 一般に最後の簡化の単鞭が一番、なじみ深い形ですね。逆説的ですが、陳式新架の単鞭がもっとも単純で、簡化太極拳の単鞭が最も複雑な調節が必要であるという結論になります。

 簡化太極拳は決して単純ではないということになりますね。

     
イラスト3     イラスト4
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