2 肉体が「陰」で「気」が「陽」

 太陽は自ら光る星、月は、その太陽の光を受けて光る星です。太陽が輝かなければ月の輝きもありません。

 つまり、「主」と「従」の関係です。光は「陽、」影は「陰」です。現れているものが「陽」、隠れているものが「陰」です。肉体は陰で、「気」が陽です。

 え?見えるからだが「陽」で見えない「気」が「陰」ではないですか?

 いいえ、「気」と「体」の関係は、見えない「気」が「陽」で肉体が「陰」なのです。なぜなら、体の中を「気」のエネルギーが流れていて初めて「生きたからだ」だからです。つまり、「気」が実体で、肉体は「気」によって形作られた「影」のような存在だということです。

 「気」が流れていなくては、体は生きた体ではなく「死体」です。「気」の流れが止まれば、肉体の組織は崩壊していくのです。これが中医学の肉体に対する理解です。

 この理解は太極拳でも当てはまります。太極拳のさまざまな「形」は「陰」でその形を作る主体は「気の流れ」なのです。

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