20 はじめに「気の実践法」があった




  

 太古の時代から、世界各地に、「気の実践法」が多数存在していたと私は考えます。しかし、国の違い、習慣の違い、時代の変化に合わせて、その同じ目的の実践法はさまざまに変化し、名称が異なっています。

 インドでは「ヨガ」と呼ばれ、それを行ずる人々はヨギと呼ばれました。中国では「仙術」と呼ばれ、それを実践する人は仙人と呼ばれました。または道(タオ)と呼ばれ、それを実践する人は道士と呼ばれました。

 西洋にも「魔法」の伝統が存在しています。魔術師または魔女と呼ばれる人々は、一般に誤解されているようですが、西洋のヨギ、または道士であったことでしょう。

 現在、日本にも愛好者の多い「気功」と呼ばれる実践法は、古い仙術、タオの実践法・吐納法・導引法(註参照)を大衆化したものです。

 またさまざまな宗教にも、同じ目的の実践法があります。たとえば祈りの手の組み方などに「気」の技術が形骸化され残されています。

 そうした実践法はすべて、ひとつの共通点を持っています。それは、一般に見たり感じたりすることのできない生命エネルギー、つまり「気」についての深い理解があるということです。そしてその目に見えない「気」を体内に取り入れ、体内に流れる「気」のエネルギーを強化します。

 するとその人は「強化された気の働き」によって、体が変化します。様々な慢性病が治癒し、若返り、パワフルになります。精神的にも、知的能力や直感力、創造性が成長し、霊性が開花していきます。

 私はそのような「気」の実践法を「コズミック・ダンス」と呼んでいます。

註 吐納法 吐古納新の略で、古い息を吐き、新しい空気を入れる・・・つまり呼吸法の事です。
  導引法 ゆっくりしたシンプルな動作によって神経系統を整え、経絡を通し、血液循環を促す健康法。

   
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