6 「アン」とは



 「起」は「ジー」・「リー」と二つの動作を指しますが、次の「承」は、同様に「アン」ととらえることができます。

 アンは「按摩」の按です。押さえるという意味で、上から下に「力」を沈めていきます。

 気功的にとらえれば、「リー」で額の印堂(上丹田)から「気」を取り込み、「アン」では「中丹田」下丹田」を経て、足の裏まで「気を沈めていく動作」を指します。

 この上から下に沈めていく動作は、太極拳を理解する上で最重要テーマであるといえます。最初はできるだけゆっくりこのプロセスを練習していきます。

 「気」を沈めるというのは単なるイメージだけではありません。脊椎が微妙に動くのです。それがわかりにくい人は、最初に戻って、「亀のエクササイズ」を何度も練習してみてください。

 このような内面の動作は最初はゆっくりしかできませんが、「気」を沈める感覚が体得出来てくると、素早く沈めることもできるようになります。また、動作も微妙になり、このようなプロセスを行っていることがわからなくなるのです。




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