7 「ファンソン」とは



 「承」の次に「転」が来ますが、「転」の動作は「ファンソン」と理解することができます。

 「承」の「アン」は力を下に沈めることでした。「転」はそれに対して力が足の裏から反転して上昇してくるプロセスです。私はその動作を「ファンソン」と呼んでいます。

一般に「放松(ファンソン)」とはリラックスすることであるととらえられていますが、ただ、力を緩めるのではないのです。地面の「気」が足の裏から上昇することができるように体の緊張を解くのです。

 この動作は古くから『「地の気」を引き上げる』と表現されています。足の裏から腰背中を通して両手の指先まで、一気に「地の気」が上昇してくるのです。

 やや独断的に感じられるかもしれませんがですが、実際に練習してみれば、成程と納得していただけるでしょう。

 この時、両手はクルット一回転させます。その手の動作は「順纏糸」と呼ばれます。

 ついでに説明すると、最初の「起」の動作である、「ジー」・「リー」は、「逆纏糸」と理解することもできるでしょう。

 
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