9 4は5に

 さあ、これで二種類のパターンができました。

 つまり、「起・承・転・結」という四つに分割されたパターンと、「ジー・リー・アン・ファンソン・ポン」というご分割の方法です。

 四分割と五分割、どちらが正しいのでしょうか?もちろん、どちらも正しいのです。四分割と五分割はまったく同じものなのです。昔から「四の五の言わない」と教えられているではありませんか。

 しかし、小学生が算数のテストで、4と5はどちらが大きいかという質問に4=5、と書けば×です。4<5なら、丸ですよね。しかしタオの数学は違うのです。1は2であり、2は3であり、4、5、6、7と、どれだけ数が多くなっても1とイコールなのです。

 1を「太極」と呼びます。1がすべてです。しかし、それを2分割すれば、「陰陽」と呼ばれます。3は「陰陽中」です。

 四分割は「春」「夏」「秋」「冬」と理解すればわかりやすいでしょう。古い表現では「四象」と呼ばれ、色でいえば「青(春)」「赤(夏)」「白(秋)」「黒(冬)」となります。青春とは人生の春ですね。「北原白秋」という歌人がいました。

 五分割はそれに「黄色(土用)」を加えて「五行」とになるのです。

 つまり、太極拳は古い「陰陽五行」の理論に従っているのです。

 ジーは「青」です。リーは「赤」、アンは「黄色」ファンソンは「白」そしてポンは「黒」と分類できます。

 陰陽五行に関しては、「中国伝統気功・誰でもできる五禽戯」という数年前に出版した私の本に詳しく紹介してあります。

 五禽戯というのは私はこの五分割の「特徴的な動作」を伝える気功であると理解しています。
ちなみに、鹿は「ジー」、猿は「リー」、熊は「アン」、虎は「ファンソン」、鳥は「ポン」に対応します。興味のある方は「かんたん気功体操五禽戯健身法」をお勧めします。・・・コマーシャルでした。

 さあ、それでは天地の呼吸のパターンでで「前進歩」を理解していきましょうか。

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