予備勢を起承転結で


  前進歩を詳しく理解してきましたが、さあ、いよいよ今度は太極拳の套路を「起承転結」で解説していくことにしましょう。

 その始めはまず、「予備勢」です。

 簡化24式太極拳が1956年に中国の国家体育委員会によって発表されたときに、「予備勢」は省かれました。套路は両脚を開いた状態から始められており、「予備勢」は套路から除外されました。

 「予備勢」が含まれた套路でも、多くの実践者は単に「起勢」を始めるために「足を肩幅に開く」というだけの動作を行ってでお茶を濁しているのではないでしょうか。予備勢がただ足を開くだけの動作なら、別にそれがあってもいなくてもどうということはありません。

 一つ質問してみましょう。

 「左足を開く」ところを「右足を開く」という動作に変えてははだめなのでしょうか?

 答えは「絶対にダメ!」なのです。

 「予備勢」こそは太極拳動作の「種子」です。

 第一勢である「起勢」はその種子が発芽したものであるという理解。そして、それ以降の23のすべての勢は様々に外見が異なっていても「予備勢」の動作パターンを正確にたどって作られているというこを理解すべきなのです。
 
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