ワンポイント・アドヴァイス


 「ファンソン」とは「リラックス」することであると、一般に理解され、教え伝えられていますね。もちろんそれは「正しい理解」ですが、「それは基礎である、その次に来るものが重要だ」ということまで理解し、実践しようとする人は、ごくごく少数派でしょう。

 私は決して高度な技術について説明しようとしているのではありません。けん玉やヨーヨーで遊ぶ子供でも無意識に行っている動作のことなのです。

 「ファンソン」だけで理解しようとしてもわかりません。陰陽で理解するとごくわかりやすいことなのです。

 つまり、「アン」「ファンソン」とこの二つを順に繰り返してみるといいでしょう。アンは「沈める」、ファンソンは「リラックス」ではなく、ジー・リー・で取り込まれた「天の気」が足の裏まで沈んでいき、次男に足の裏から「地の気」が体の中を通って両手の先まで流れていく動作なのです。これは静止姿勢ではわかりません。「アン」・「ファンソン」を繰り返すのです。

 一般には両手を下げる動作は「アン」、上げる動作は「ポン」であるととらえられがちですが、そう理解されがちな動作は「アン」「ファンソン」ととらえなおせば、まったく新しい太極拳の次元が見えてくるでしょう。

 ちなみに、「ファンソン」は「地面の気が上昇して、風船が膨らむように両腕が上昇し、最後にパンパンに膨らんだ結果、「虎(既刊「誰でもできる五禽戯」に詳しく解説しています)」のようなどう猛ささえ体感されれてくるのです(イラスト9)。
   
  イラスト9   


 
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