誰にも聞けない太極拳の疑問


第五章 覚えられないのはなぜ?




9 套路を大きく把握する−その5−  

     

 「高探馬」とは、「高く馬を探す」と訳すべきではありません。「高く馬の鞍を探る」ととらえるべきです。馬に乗ったことのある人はよくわかるはずです。

 「とう脚」とはかかと蹴りです。ダンスのようにつま先を伸ばしてはいけません。

 「双峯貫耳」とは両こぶしで敵のこめかみを挟み打ちしている形です。

 この5組はやや難易度が高くなっていますね。その分覚えるのもムヅカシイかもしれません。無難しくなっている一つの原因は、「右とう脚」と「左とう脚」の間に「双峯貫耳」が挟まっていることです。下の図を見てください。右とう脚」の後に、「左とう脚」を行えば、180°クルット回ればいいので簡単なんです。
五組(前半) 五組(後半)

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