5 陰陽の腕
 

 太極拳動作のために必要なのは、自分の体を「陰」と「陽」に分けてとらえることといえます。太極とは、「陰」と「陽」の調和した状態です。上の太極マークは「太極」の概念をとても簡潔に示しています。

 まず腕を「陰の腕」「陽の腕」に分けて理解するのです。この概念は、私独特のとらえ方のようですが、このように理解すると、太極拳の動作が驚くほど明確になってくるのです。

 陰陽に理解して練習することによって、「太極」の力を理解することができます。
 
 陽の腕

1 手のひらを後ろ向きに垂らした状態から

2 手首と肱を曲げ、手のひらが水平になるようにする。

ワンポイントアドヴァイス

両手のひらで、浮かび上がろうとするボールを抑えているイメージを持ちましょう。  
      
          
陰の腕

1 まず、手のひらを後ろ向きにして垂らします。

2 わずかにひじを曲げ、両手に球を持つようにイメージします。 
     

 「陰陽の腕」

この二つの腕を交互に繰り返して練習してみましょう。
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