太極拳のマコト
第一回目陰陽の腕

  5 アドヴァイス

 

「陽の腕」の時は、両肩と両肘に重さを感じ、下に引っ張られているのを感じるはずです。これを「沈肩墜肘」と呼びます。

 じっと立っている間、手のひらの「労宮」から「気」を呼吸するイメージを持って行いましょう。吐くときは、吸い込まれた気がお腹や足に流れるのを感じましょう。

「陰の腕」の時も同様に、息を吸うとき掌から胸に向かって「気」を吸い込む気持ち、吐くときはお腹や足に気が流れる感じです。

「手のひらで呼吸するなんて、そんな馬鹿な!」と疑わないでまず、実践してみてください。「気」を感じるか感じないは、それほど重要ではありません。大切なのはこのような実践を飽きないで続けることです。この単純な動作が大きく太極拳の根本的理解につながっていくのです。

 
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