鶴と蛇と太極拳
結の章

 

 6 メビウスの輪
 

 
 しかし、単なる平面的な8ではありません。水平面の円と垂直面の円をつないだ立体の8(イラスト1)です。
 
 メビウスの輪(Mobius loop)と呼んでもいいでしょう。

 こうすると何となく站とう功で立っている形(イラスト2)に似ているでしょう。そうです。站とう功こそは8の構造なのです。


イラスト2 イラスト3

註: メビウスの輪とは、帯状の片方の端を180°ひねり、他方の端に貼り合わせた図形です。テープをひとひねりして両端をつなぎ合わせるとメビウスの輪になります。そうして作ったメビウスの輪のテープの中心を、細長くハサミで切っていきます。すると輪は二つにならず、大きな一つの輪になる、不思議なパワーを持つ輪です。
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