2 腹部の引き締め
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人間、30を過ぎると、大体お腹が出てきます。腹部は弛みやすく、その弛んだ状態で生活していると、必ず体脂肪がそこに集まって来るのです。 内臓も老化するにつれて、重力の法則に従い、次第に本来あるべき位置より下がってきます。その下垂した胃や腸が、腹部をさらに迫り出させる結果になるのです。 そうした圧力を阻止するだけの腹筋があればいいのですが、腹筋は自然に生活しているとどうしても弛んでしまうのです。 お腹の筋肉は弛みやすく、お腹の筋肉が弛めば、脊柱起立筋や広背筋など背中にある筋肉が縮まり、その結果腰椎のあたりが反りぎみになります。そしてその状態が持続すると、腰椎に歪みが生じ、変型した椎骨が神経を圧迫して腰の痛みが起こるのです。 では、何をすればいいのでしょう。そうです、腹部の筋肉を強化しなければいけないのです。腹部の筋肉が引き締まれば、腰背部の筋肉が伸ばされることになります。 腹部の引き締めは、呼吸といっしょにトレーニングすれば良いでしょう。息を吐きながら腹部を凹ませれば、それは「順腹式呼吸」と呼ばれます。息を吸いながら腹部をへこませれば、それは「逆腹式呼吸」と呼ばれます。 |
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順腹式呼吸 1 両手をお腹に当てて、腹部をへこませながら息を吐きます。(イラスト12) 2 吐ききった状態を少し維持します。その間、腹筋の緊張を意識します。 3 腹部を緩めます。それと同時に息を吸います。(イラスト13) 4 これを3分間続けましょう。 |
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イラスト12 | イラスト13 | イラスト14 | イラスト15 | ||
逆腹式呼吸
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