血液はバッテリー液
 


 「気」はあらゆる場所に存在します。そして私たちは誰でも「気」のエネルギーを持っています。「気」こそが生きるための生命力そのものです。そして、私たちの肉体は、ちょうど電気のバッテリーのように「気」のエネルギーを蓄えているのです。

 しかし、この「気」を蓄える能力は、人により大きな差があります。「気」をいっぱい持っている人はいつも元気です。逆に、「気」のない人は、いつも疲れやすく病気がちです。

 ではその「気」を持っている人と「気」のない人の差はどこで決まるのでしょうか?

 「気」は至る所にあるのです。フリーな、ノーチャージのエネルギーです。だったら、誰でも十分に利用できて当然ではないでしょうか!?

 しかし、どうやらそうではないようですね。元気でパワフルな人は少数で、私たちの周囲のほとんどの人がどうやらエネルギー不足です。それはなぜなのでしょうか?

 それは、個人個人、バッテリー能力に差があるということです。

 バッテリーにはバッテリー液があり、その中に電気がチャージされています。バッテリーの充電能力は、バッテリーの構造とバッテリー液によって決まります。

 それと同様のことが肉体と生命力にも当てはまります。肉体がバッテリーで、生命力を電気に対応させることができます。

 各人の肉体は外見も異なり、骨格も、筋肉も臓器の働きも差があります。体内には血液が流れ、さまざまな体液がありますが、その循環に、各人大きな違いがあるでしょう。それが各人の「気」の充電量の差を作っているのです。

 先ほどの説明で、水にも充電能力があると理解しましたが、充電能力は、水よりも塩水のほうが強力です。塩水と言ってもNaClではありません。海水です。

 海水には数多くの微量成分が含まれています。そんな海水には更に強力な「気」の充電能力があります。

 生命は海の中で発生したといわれています。その証拠に、私たちの体内の血液は海水とほとんど同じ成分で作られています。こうした事実からも、人間は大自然の一部であるということがお分かりでしょう。

 血液には、海水にはない成分も多く含まれていますが、血液の「気」の充電能力は、海水よりも強力です。
私たちの体内には、超高品質のバッテリー液が流れているのです。

 血液は、呼吸によって周囲から取り入れた「気」や、食物から吸収した「気」を、十分にチャージして全身に巡っています。

 ですから、血液の循環が悪ければ「気」の循環もそれに比例して悪くなります。

 「気」が体内に十分に保たれ、全身にくまなく循環している肉体を健康体と呼びます。そうした健康体では血液循環も順調です。

 その「気」の流れが肉体のどこかで、何らかの原因で滞ったり不足すると、その部分に痛みや不快な感覚が起こり、血液循環も悪くなり、そうした血液はお血(おけつ)と呼ばれます。お血の中に含まれる「気」は邪気と呼ばれます。そのお血は、病気の原因にもなります。

 「気」がよどみなく体内に循環しているときは、人は精神的にも快活で、また穏やかです。「気」に滞りや不足が生ずると、精神的に無気力になったり、不安定になったりするのです。そうならないためには、適度な運動によって、筋肉を十分に引き伸ばし、凝りを取り、血行を良くしてやる必要があるのです。

 つまりコズミックダンスの実践が「気」の充電量を増やしてくれるということなのです。
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