その2 ウォーミング

 この運動は、脛(すね)の「前脛骨筋」と会陰にある「PC筋(肛門括約筋)」の強化と引き締め、さらに足の裏の「足底筋」引き締めのための運動です。この運動は、30秒間も行えば十分です。

  1. 仰向けになった状態で、まず両足のつま先を伸ばし、指先を丸め込むようにします。そしてこのとき息を吐きます。
  2. 次に、両つま先を逆に膝の方向にぐっと曲げ、足の裏の足底筋を十分に引き伸ばします。その動作と一緒にお尻をギュッとすぼめ、息を吸います。
  3. この運動を繰り返します10から20回。
ウォーミングのイラスト1 ウォーミングのイラスト2

アドヴァイス

 足底筋は足の裏にあり、前脛骨筋というのはすねの筋肉です。すねの力は、年とともにどんどん低下してきます。すねに力がなくなると膝を壊すことになります。ですからこの運動はとても大切です。

 さまざまなトレーニングや健康法が、骨盤底筋の引き締め運動を教えています。昔、ヨギ(ヨガの修行者)や道士(気功実践者)達はこの運動を10,000回も実践していたといいます。

 もちろんそれだけの回数実践する時間は私たちにはありませんが、10回を一ラウンドとして、2ラウンドほど行います。

 朝、この運動を繰り返すうちに、眠っていた交感神経が活性化されてきます。

 もちろんこの運動は、椅子に座っても、電車の中でもできますね。人前で足を動かせない場合はPC筋運動だけでも十分です。人を待っているとき、時間を気にしてイライラするよりも、この運動を繰り返せばいいでしょう。やりすぎはありません。

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