誰にも聞けない太極拳の疑問


第四章 左右対称でないのはなぜ?




8 右足と左足

     

 
 
 足についてももちろん、「陰陽」の理解が必要です。

 左足は「支える足」です」

 このことを初めて知ることができたのは、まず、私が陳式太極拳の練習に悪戦苦闘していたということがあります。

 そしてそのころ、書店で何気なく手にした、山根悟/亀田修という二人の整体の先生の本(左回り健康法則 ワニの本1992年出版)を読んで、それまで抱いていた疑問が氷解したのです。

 この本の著者も、この「真実」を知ったのは、やはりあるきっかけがありました。

 著者は長年、カイロプラクチックの治療師として多くの患者を診ているうちに、腰痛や肩こりなど、病気のおこる個所に、ある「一定の法則」があることに気付いたということです。

 肩こりは圧倒的に右肩が凝り、左は、少し下がった肩甲骨の内側のあたりに多いということ。

 腰は腰椎の右側の悪い人が圧倒的に多く、左はやや下がった仙骨のあたりに痛みがあるというのです。

 「左利き、右利きの違いに関係なく、なぜ右肩が凝るのだろう」と。

 その疑問を長い間抱き続けていた著者は、ある時、テレビの放送大学の番組で、足裏の権威者、平沢弥一郎先生が「人間は両足で立っているのではなく左足で立っているんです」と講義しているのを聞いて、一瞬に、長い間の疑問が氷解したということです。 

 つまり凝りのある場所に左右の違いがある原因は、「両足で均等に立っているのではなく左足で立っているから」「または左足で立つことが多いから」なのだということです。

 左足で立つとき、左の跨関節に体重が乗り、その部分が緊張し、その力を右の腰で受け、その部分が緊張し、その緊張は、バランスをとるように左肩甲骨の後ろに緊張を作ります。そして、その緊張が、右肩の凝りになっていくのだということです。
 


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