1 虚領頂勁とは |
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「虚領頂勁」という姿勢の注意点を、どう解釈すればいいのか、まず私たち日本人にはわかりづらいと思います。実は、中国の老師の間でも解釈は一様ではないようです。 「領(首すじ)は力を抜いて、頭頂から引っ張られているように伸ばし、自然とあごを引く」とは、私の尊敬する、銭育才老師の説明です。 ここで私が説明することは、「私の理解」にすぎませんが、それが正しいかどうかはひとまず置いて、ものはためしに、実践練習してみてください。 頭頂部の髪の毛の生え際の真ん中からから5センチほど上に行ったところに「前頂(ぜんちょう)」というツボがあります。その5センチ後ろに「百会(ひゃくえ)」、さらに5センチ後ろに「後頂(こうちょう)というツボがあります。 |
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実践法(基本功) | ||||||
1 ポカンとして額をやや上に向けて「前頂」に注意を向け、「フーッと漏らすように息を吐きます(あまり厳密に考えなくてもいい)。 2 次に注意を「後頂」に向け、顎を引き、首の後ろが伸びるのを感じながら息を吸います。 3 吸った息がおなかに落ちるのを感じほんの少し「保息」します。その時「百会」に注意を向けます。 4 以上を約5分間、ゆっくり繰り返してみてください。 |
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イラスト5 イラスト6 イラスト7 | ||||||
亀のエクササイズ 上の基本功の理解で動きを大きくすると、このような顎で縦の円を描くような動作になります。これが、伝統的な気功の「亀」です。 |
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