気楽に瞑想術


第一章


 自律神経とは
    
     

 
 自律神経とは、「交感神経」と「副交感神経」です。

 交感神経は「陽」で、副交感神経は「陰」です。

 交感神経は昼間、活動するときに優位になり、副交感神経は夜眠っている時に優位になります。

 朝目覚めると、眠っていたときに優位だった副交感神経から、交感神経優位に自然にスイッチします。すると、もう寝ていたいという気持ちは失せて、体は活発に動きたくなります。

 夜眠くなるのは交感神経から副交感神経優位にスイッチするからです。それが健康な状態です。

 もしも、寝ようとしても眠れない人はこのスイッチがうまくいかないのです。それが自律神経失調症です。

 

コラム

 私は、幼いころからずっと自律神経失調症児でした。.天候の変化や季節の変化で、すぐに頭が痛くなったり、体調を崩してしまったものです。

 現在の小学生の大部分が、自律神経失調症児であったりアトピーの症状があると聞きます。

 自律神経失調症は、私の子供のころには、ごくごくまれな病気でした。母親が心配して、私を連れていくつかの病院を回り、見てもらい、薬を処方してもらいましたが、一向に症状が改善されることはありませんでした。ある医者は二十歳すぎれば治るでしょうといいました。私の場合は二十歳すぎても良くなりませんでした。

 27歳のころに、私は瞑想を学びました。

 その瞑想は「マントラ」というシンプルな言葉を瞑想の教師から教わり、それを繰り返し心の中で唱え続けるという方法でした。この瞑想はインドで「ナマジャパ」と呼ばれる伝統的な瞑想です(この本の中でもそのテクニックを紹介しましょう)。

 この瞑想法を教わる儀式を「イニシエイション」と呼びます。私は、不思議なことに、イニシエイションを受けたその日から、頭痛に悩むことがなくなったのです。

 「この瞑想を、朝と夕方に十五分から二十分ほど毎日、規則正しく実践していってくださいね。」と言われ、それまで、日記も規則正しくつけることがなかった私が、教わったその日の夜から毎日規則正しく瞑想するようになりました。それは、瞑想するととても心身が心地よくなり、体調が改善されるのがよくわかったからです。

 それから、すでに三十数年が経過しました。私は現在も瞑想を欠かすことなく実践しています。




 


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