気楽に瞑想術


第一章


 
 

コラム1 「禅」も瞑想

 瞑想は、日本では別名、「禅」という名前で知られています。「禅」というと、日本の伝統のように思いがちですが、実は、インド発祥の瞑想法です。

 それが中国に渡り、中国から、日本に伝えられました。

 中国では「禅那(ディヤンナ)」と呼ばれます。これはインドのサンスクリット語の「ディヤーナ」を漢字にあてたものです。

 ディヤーナとは瞑想のことで、「ディ」とは、つなぐ、「ヤ―ナ」とは「船」を意味し、船を岸につなぐ、という意味を持っています。

 船は錨をしっかり下ろし、岸辺につないでおかなければ、荒波にもまれ、方向を失い、海にのみこまれてしまいます。

 それと同じように、ちっぽけな人間は、荒波にもまれる一艘の小舟です。しっかり錨をおろし、岸辺(仏教ではそれを彼岸と呼びます)につないでおかなければ、世俗の海にのみこまれてしまう、と禅仏教は教えます。

 つまり、英語でも、サンスクリット語でも、意味は「つなぐ」というわけです。


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