その2 沈肩墜肘(ちんけんついちゅう)
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沈肩は肩を沈めること、墜肘は肘を下へ垂らす事です。肩を沈めるといっても、あのブルースリーのように肩を三角形にすることではありません。ため息を漏らすように息を吐きながら、垂らした両腕のひじをわずかに曲げ、脇の下に、ピンポンだまの半分ほどの玉を挟んでいるような状態にします。 「太極拳理論の要諦」という本の著者である「銭育才老師(養老仙のモデル)」は 「肩井(けんせい)ツボが足の裏の湧泉ツボに落ちるようにイメージすると、両肩の緊張が取れ、沈肩になる」 といっています。 「わざと肩の関節を下ろすのではない」と注意しています。 次に墜肘は、脇の下にはさんだ玉をほんのわずか締め付けるようにするといいでしょう。 銭老師の表現を借りれば、 「両ひじの「曲池」ツボが腕の外側をめぐって「少海」ツボに行くようにイメージする」と良いでしょう。 |
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