太極運動
 その1「陽の手」


 基本功をレベルアップさせましょう。まず、「無極とう」で立つ練習を行いましたが、今度は「太極運動」を紹介しましょう。まず陽の手(一般に、この手のひらを下にした手の形は「陰掌」と呼ばれていますが、この「陽の手」という呼び方はそれとは区別します)を作って立つ練習です。

1 無極とうの形から、指先を前方に反らせます。手のひらが下向きになります。

アドヴァイス

 両腕と両足が丸くなっています。肘と膝を曲げるのではありません。確かにわずかに曲がっていますが、「丸くする」意識を持ちます。背中は腰のそりが無くなり、定規を一本さしたようにまっすぐになります。
 まず、このままに姿勢で立つことを練習します。そうですね、まず、5分間立ってみてください。無極とうで立つよりも数段疲れるはずです。

 感覚としては、腰まで水につかって、両手で板切れを水に沈めているような気持ちです。そうイメージして立つといいでしょう。
 
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