第一章 | |||
22 予備勢 第一段階 |
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これまで、姿勢の注意点を解説してきましたが、さあ、これからは本格的な太極拳の練習です。 まず、ぶら下がるように立つことを学びましょう。 1 南に向き、両足を揃えて立つ(イラスト1)。 2 漏らすように息を吐き、首の力を抜き、顎をやや上に向ける。(虚領 イラスト1 ) 3 静かに鼻から息を吸いながら、あごを引き後頭部(後頂)が上に引っ張られているようにする(頂勁 イラスト2)。 4それから、収腹提肛して、やや胸を含ませ、頚椎・胸椎・腰椎と背骨が下に垂れていくようにする(含胸抜背)。 5 その垂れていく力を受けて両膝がほんの少し曲がります(気沈丹田)。首はやや緩め、頭頂部が上を向くようにします(立身中正)。 6 この状態でしばらく立ってみましょう。 この時両足はそろえて立っていて、まだ左右に分かれていません。両手も胴体の一部です。頭頂でぶら下がったような感覚をしばらく保ちましょう。 |
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