図形講座 |
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その2 マルと六芒星 | ||
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大きな丸の中に小さな丸が三個になりました(図4)。 一が二になり、にが三になりました。この三つの円は、「三才」と呼ばれます。上の円は天の円、下の円は地の円、そして真ん中の円は人の円です。つまり、「天・人・地」を表しています。 「人」が、「天」と「地」の間にある理由は、人間が、目に見える物質的体と、見えない魂(心と言ってもいい)を持っているということを表しています。目に見える体と、目に見えない魂が一体になっている時、生きた体です。人間、百年に満たない間そのような状態を保ち、その後は、天と地が別れていきます。 「天」と「地」は、まるで、「水」と「油」のようなのです。油は、撹拌されて水に混ざっていても、自然に水の上に浮かびあがっていきます。 さて、同じマルですが、その大きな円の中に、天の円の中心からと、地の円の中心から水平線を引きました。上の線は油、下の線は水(図5)。 次に、天を表す円と無極を表す大きな円の接点と、地の円に弾かれた水平線と、無極の円の接合点をつないでみましょう。すると、正三角形が描かれました。水は火で熱せられると天に昇っていきます。上向きの三角形は「火」を表すこともあります。 さらに、地の円と無極の円の接点と、天の円を横切って、無極の円に接する平行線の接点をつないでやります。すると、下向きの三角形ができました。浮力のある油(気のエネルギー・精妙な要素)は、水の中(生物の体・濃密な要素)につなぎとめられて存在しています。 これで、不思議なマークができました。これは、六芒星と呼ばれます(図6)。ダビデの星とも呼ばれます。日本では古くから、「カゴメ紋」とも呼ばれています。 このマークで、「法則」を表すことができるのです。 太極拳とこれらのマークは関係あるのでしょうか?オオアリです。でも、あせらないで、図形の勉強を続けていきましょう。 |
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