誰にも聞けない太極拳の疑問 |
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第三章 中心軸とは何? |
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「地の中心軸」をしっかり意識することがまず先です。しかし、この立ち方だけでは「動くこと」ができません。 もちろん、「普通に体を動かす」のならどこに軸があっても動くことはできます。 そうではなくて、「太極拳的に動くこと」ができないということです。 普通に動くのと「太極拳的に動く」ことの違いはなんでしょうか? それは、筆で字を書くときとボールペンで字を書く時のような違いがあります。筆で字を書くときは、太く腰のある線と力の抜けた細い線、またはかすれた線などで多様なニュアンスの字を書くことができます。それに対してボールペンの字は、線に強弱が付けられません。 つまり、「太極とう」のようにして「地の中心軸」と「天の中心軸」を分けることによって、背骨全体が「弓を引き絞った」ようになり、「腰(命門)に力がチャージされるのです。 そのまま一定時間立っていると、お腹(丹田)に「気」がチャージされます。 「太極拳の動作は腰から動く」といわれるのはそのことを指しているのです。 |
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